先日、14年使い続けた愛着ある20Dが完全に壊れたので、新しいカメラの購入を考えています。
20Dとは国内に留まらず、アメリカ、イタリア、ドイツ、中国、台湾など色々な場所に一緒に行きましたので寂しくもありますが、次のカメラで14年の技術の進歩を味わえると思うと楽しみでもあります。早速、次期候補を比較してみようと思います。
基本機能の比較
製品名 | EOS 6D Mark II | EOS R | EOS RP |
タイプ | 一眼レフ | ミラーレス | ミラーレス |
レンズマウント | EFマウント | RFマウント | RFマウント |
総画素数 | 2710 万画素 | 3170 万画素 | 2710 万画素 |
有効画素数 | 2620 万画素 | 3030 万画素 | 2620 万画素 |
撮像素子 | フルサイズ 35.9mm×24mm CMOS | フルサイズ 36mm×24mm CMOS | フルサイズ 35.9mm×24mm CMOS |
撮影感度 | 標準:ISO100~40000 拡張:ISO50、51200、102400 | 標準:ISO100~40000 拡張:ISO50、51200、102400 | 標準:ISO100~40000 拡張:ISO50、51200、102400 |
連写撮影 | 高速連続撮影:最高約6.5コマ/秒 | 高速連続撮影:最高約8コマ/秒(ワンショットAF時) | ワンショットAF時:最高約5コマ/秒 サーボAF時:最高約4コマ/秒 |
シャッタースピード | 1/4000~30 秒 | 1/8000~30 秒 | 1/4000~30 秒 |
ファインダー形式 | ペンタプリズム | 有機ELカラー電子ビューファインダー | 有機ELカラー電子ビューファインダー |
ファインダー倍率 | 0.71 倍 | 0.76 倍 | 0.7 倍 |
ファインダー視野率(上下/左右) | 98/98 | 100/100 | 100/100 |
撮影枚数 | ファインダー使用時:1200枚 液晶モニタ使用時:380枚 | ファインダー使用時:350枚 液晶モニタ使用時:370枚 | ファインダー使用時:210枚 液晶モニタ使用時:250枚 |
内蔵フラッシュ | |||
防塵・防滴 | ○ | ○ | ○ |
GPS | ○ | ||
起動時間 | 0.2 秒 | 0.9 秒 | 0.82 秒 |
AFセンサー測距点 | 最大45点(クロス測距点:最大45点) | 最大5655ポジション | 最大4779ポジション |
Rは、価格がワンランク上の製品だけあって基本性能も全体的に勝っていますね。特にファインダーの倍率と視野率は、写真を撮る上ではカメラとの唯一のインターフェースとも言えるので気になるところです。キヤノンは、いつもこの部分で製品間の差別化を図るのですが、ユーザーからすればここは奮発してもらいたいところです。
6D2とRPのシャッタースピードが1/4000secなのも日中屋外で写真を撮ることが多い人にとっては、気になる点と思います。過去に撮った写真のEXIFを確認するとやはり明るいレンズを開放で使用したときのシャッタースピードは1/8000secでした。環境によってはNDフィルターをいちいちセットする必要ありますね。
ビデオ機能の比較
製品名 | EOS 6D Mark II | EOS R | EOS RP |
4K対応 | ○ | ○ | |
動画記録画素数 | フルHD(1920×1080) | 4K(3840×2160) | 4K(3840×2160) |
フレームレート | 59.94 fps | 29.97 fps | 23.98 fps |
ファイル形式 | MOV/MP4 | MP4 | MP4 |
映像圧縮方式 | MPEG-4 AVC/H.264 可変(平均)ビットレート方式 Motion JPEG | MPEG-4 AVC/H.264 可変(平均)ビットレート方式 | MPEG-4 AVC/H.264 可変(平均)ビットレート方式 |
音声記録方式 | AAC | 編集用(ALL-I)設定時:リニアPCM 標準(IPB)、軽量(IPB)設定時:AAC | リニアPCM AAC |
サイズと重さの比較
製品名 | EOS 6D Mark II | EOS R | EOS RP |
幅x高さx奥行き | 144×110.5×74.8 mm | 135.8×98.3×84.4 mm | 132.5x85x70 mm |
重量 | 685 g | 580 g | 440 g |
大きくて重いカメラとレンズほど、良い写真が撮れると勘違いしている私にとってはサイズと重量はそれほど重要要素ではないです。でも、カバンに入れる時などペンタ部が邪魔なこともあるのでミラーレスの小ささは魅力的です。
重さも缶コーヒー1本分とは言え軽いのは◎。ただ、現状RFレンズのラインナップを考慮するとEFレンズ資産がある人は、マウントアダプターも持ち歩くことになるでしょうから重さ同等といったところでしょうか。
価格の比較
製品名 | EOS 6D Mark II | EOS R | EOS RP |
価格com最安値 | 136,680円 | 183,000円 | 131,982円 |
ビックカメラ | 180,651円 | 228,636円 | 173,307円 |
ヨドバシカメラ | 180,660円 | 228,640円 | 173,310円 |
フジヤカメラ | 157,200円 | 226,200円 | 156,000円 |
発売日 | 2017/8/ 4 | 2018/10/25 | 2019/3/14 |
上記価格は、2019/4/12現在の価格です。
ビックカメラとヨドバシカメラは、6D2は13%、RとRPは10%のポイントが付きます。
RまたはRPの場合はマウントアダプター代も考慮する必要ありますが、3製品ともにコスパは悪くないですね。RPは、年末に向けてもう少し価格は下がるかもしれないですが、現状でも十分魅力的です。
今、キヤノンのカメラ買うならミラーレスが順当な選択な気がします。
ミラーレス唯一の不安点
ただ、いろいろ噂はあるようですが、キヤノンがどこまで本気でRFレンズを揃えてくれるのか未知数な点が、私個人としては不安です。
RFマウントを採用する交換レンズ“RFレンズ”6機種を開発
レンズラインアップの拡充により「EOS Rシステム」を強化
https://global.canon/ja/news/2019/20190214.html
上記広報発表を行うことで、今後はRFレンズに全力投球をアピールしてはいますが、今年発売を”目指す”と書かれており、時期やスペックについても触れておらずなので、あくまでも想いを語っているだけ。ですが、RF15-35mm F2.8L IS USM、RF24-70mm F2.8L IS USM、RF70-200mm F2.8L ISの大三元を揃えると早々に宣言していますのでEOS Rシステムが今後のキヤノンのメインシステムになることは間違いないと思います。庶民としては、F4通しや単焦点がいつ頃になるのかが気になります。
カタログスペックは大体わかりましたので、週末、実機を触りに行ってきます。やはりグリップを持って構えた時のフィーリングは大切ですからね。