バラの挿し木には、葉が茂っている活動期に行う「緑枝挿し」と葉を落とした休眠期に行う「休眠挿し」のふたつの方法があります。普段は、緑枝挿しでバラのバックアップを作ったりするのですが、今回は、初挑戦の休眠挿しで増やしてみようと思います。
1月にホームセンターの園芸コーナーで投げ売りされていたミニバラのトゥルーブルーム レッドキャプテン・・・残っていた葉は黒点病で、当然ですが冬剪定や植替えもされておらずひどい状態でした。植え替えてあげ、伸び放題だった枝を剪定、その枝を休眠挿しします!
悲惨な状態で投げ売りされいるバラを見ると連れて帰りたくなるよね!
休眠挿し開始から約2週間後
新芽が開いている枝がチラホラあります。緑枝挿しの場合は、挿してすぐに新芽が開いた枝は、挿し木失敗の合図だけど休眠挿しはどうだろう・・・?
嫌な予感しかしないよ😢
休眠挿し開始から約4週間後
やっぱり休眠挿しも緑枝挿しと同じで、挿し木後すぐに新芽が開いた枝は黒くなって枯れてしまいました。↓画像の左手前のポットは全滅。
やっぱりね😢
休眠挿し開始から約6週間後
当初11本あった挿し木も4本になってしまいました。手前の3本はバラの切り花を頂いたので、追加で休眠挿ししてみました。
休眠挿し開始から約7週間後
ここまで全く新芽を展開していなかった左上のひょろっとした枝が黄色くなって枯れ始めました。それと、追加で休眠挿しした切りバラが新芽を展開し始めてしまいました。
これは、ダメな感じ・・・😢
休眠挿し開始から約9週間後
当初11本あった挿し木もついに2本になってしまいました。そして、追加で休眠挿しした切りバラは、案の定、黒くなって枯れ始めました。
まとめ:休眠挿し開始から約1年後
結局、休眠挿しを11本行い成功したのは2本で成功確率は約15%でした。冬剪定後の枝を使えば良いので数は用意できるけど、ウチは緑枝挿しではほぼ100%成功することを考えると成功確率が随分低かったです。
緑枝挿しも同じだけど、置く場所など環境の影響が大きいと思うので、また機会があったら挑戦してみようと思います。
休眠挿しは葉が無い分、蒸散が減るから簡単かと思ったら実は難しかった!
成功した2本は、秋までは蕾がついてもカットしていましたが、秋には咲かせてみたところ親株と変わらないきれいな花を咲かせてくれました。
↓は更に一年後の記録です。随分、立派になりました。
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