剪定後

バラの冬剪定は2月中に終わらせよう。

バラの冬剪定は関東以西の比較的暖かい平地基準で12月下旬以降、本格的に寒くなってから2月末までに行うといいです。
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今年もそろそろバラの冬選定の時期ですが、東京は先週末は雨でスキップ。今週末は10年に一度レベルの寒波らしい。今週末もスキップか悩むなー🤔

冬剪定の時期

冬剪定は関東以西の比較的暖かい平地基準で12月下旬以降、本格的に寒くなってから行うのが良いです。特に、ツルバラはできれば12月中に選定・誘引をした方がいいです。それ以降になるとツルが固くなり誘引が大変になります。無理に曲げたりひねったりすると折れて、寒い中やっているコチラの気分も折れてしまいます…。

折れた枝は、そこから先が冬の間に枯れてしまうこともありますが、バラは思っている以上に強いです。枝が多少折れても誘引し固定しておけば問題なく春に花を咲かせてくれることが多いです。

あんる
あんる

ツルバラ以外も、できれば1月末まで遅くとも2月末までに終わらせた方がいいです。これより遅くなると暖かくなり芽吹き出してきたところで枝を剪定することになり春の花数が減ってしまう可能性があります。

冬剪定のポイント

冬剪定は、春から秋まで1シーズンかけて成長した株全体の高さの半分程度までざっくり切り戻すイメージで剪定するだけでも意味があります。

ばかる
ばかる

ざっくり半分まで切り戻して枝の数が減ると春の花数も減っちゃわない?
特にハイブリッド!

枝の数を増やすために細い枝を残しても細い枝にはよい花が咲かないよ。

あんる
あんる

そのため勢いのある良い芽が出てくるのに十分な太さの枝まで切り戻してやる必要があります。「十分な太さ」というのは品種によって異なりますが、咲く花の大きさを参考にして剪定すると。

花の大きさ剪定(切り戻す)枝の太さの目安
大輪(直径10cm程度)枝の直径6~7mm(鉛筆程度の太さ)
中輪(直径6cm程度)枝の直径4~5mm(割り箸1本程度の太さ)
小輪(直径4cm以下)枝の直径2~3mm(竹串程度の太さ)
冬剪定(切り戻す)枝の太さの目安

下の写真は少し極端な例ですが、ERザ ミル オン ザ フロスの剪定前後の写真になります。このバラは中輪房咲きのショートシュラブで秋に枝をグーンと伸ばして樹高1.5m以上 になるためオベリスクに巻いています。冬剪定時には1/4~1/3位まで切り戻していますが、春には多くの花を咲かせてくれます。

冬剪定のまとめ

12月下旬以降2月末までに、咲く花の大きさを目安に十分な太さの枝まで切り戻すことが大切です。「外芽の上で切る」、「内枝は切る」や「段差剪定」など気にした方が良いことは色々ありますが、まずは十分な太さの枝まで切り戻すことが一番です。

春に咲く満開のバラをイメージしてお手入れしてあげましょう。

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